「大切に使い続けたい」想いに応える
生活環境が大きく変わり家具の買い替えの頻度の多い若い世代とは異なり、子育て時期も終えた世代の場合、共に時を過ごすことで家族の一員のようになった家具への思い入れは、ぐっと強くなるものです。
ただ、日々活用するものだからこそ、長年御愛用いただくことによって不具合も生じやすくなります。
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「大切に使っていた椅子がぐらつくのですが…。」
と、お散歩の途中でお立ち寄り頂いたご夫妻よりご相談をお受けしました。
今までもぐらつくと御主人が修繕なさっていたが、どうにも治らなくなってしまったのこと。
木で作られた椅子の場合、座面と脚との貫とほぞ穴がそれぞれ乾燥し収縮してしまい、時間の経過とともにがたつきが生じるようになります。
特に冬は乾燥が強く、なおかつ暖房を使用することでより支障が起こりやすくなるのです。
一度お預かりをし、座面を外して貫の部分を丁寧に調整しなおし、播金でしっかりと固定。小さな傷を着色しました。
これで、また安心してお使いいただけます!
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椅子のががたつきは、そのままにしておくとより隙間が広がってしまい、がたつきはひどくなり破損の可能性が高くなっていきます。
椅子のように体重を預ける家具(人体系家具)の場合、破損した際に腰や、腕などを打つなどの怪我を生じかねません。
特に骨の弱くなっているご高齢の方の場合、骨盤や大腿骨を骨折するの可能性も高くなるため、気づいたときに早めに対処することをお勧めします。
お気軽にご相談ください。
椅子のがたつきなど、家具の不具合お直しします