あさま動物病院 御代田町 リフォーム内装工事・カウンター製作
通常の住宅リフォームとは異なり、今回は商業施設でのリフォーム報告です。御代田町で人気の動物病院「あさま動物病院」の内装、家具工事を担当させていただきました。
工事内容は、既存床の張替え、壁面・ガラリなどの塗装、カウンターの製作。
施工前、特に床の傷み・カウンターの下回りの傷みが激しかったです。患者さん(ワンちゃん・猫ちゃん)のおしっこによる影響と、南西を向いている為紫外線による影響も強かったのでしょう。
今回、壁面は枠周り同様、塗装工事で仕上げております。いざ工事の際、展示棚を移動させると窓の下の壁面に不自然なシミと部分的なクロス材の浮き(内部で剥がれが生じてしまっている)が…。
職人さんに確かめてもらうと、なんとすべての枠周りの上部が木のまま未塗装、なおかつ壁面との間をふさぐコーキングの処置が出来ていませんでした!
そのため雨水や結露の水が壁面へと差し、カビの発生だけでなく、未塗装の木部が水分を含んだことで灰汁が壁面へ染み出てシミを作っていました。
確かに上部は目に入らないのですが、こうした小さな場所でも手を抜くと(大した手間じゃないと思うのですが…)、後々トラブルへと発展してしまうのが建築の怖いところ…。
信頼できる職人さんの手で、しっかりと塗装・コーキングをいたしました!
商業施設での床材の選定場合、住宅とは異なり土足での往来(特に寒冷地でもある為、雪や融雪剤の影響も)、今回は特に動物のおしっこの問題を考慮する必要があります。その為木製のフローリングの使用は避け、既存と同様にクッションフロアの再施工となりました。
住宅用より堅牢な店舗使用のクッションフロア(サンゲツ)を選定したため、今までのようなひどい状況になる事はないでしょう。
壁面のペンキ塗装完了後、既存クッションフロア及びソフト巾木を撤去し細部の清掃後、不陸調整を行います。
クッションフロアの場合、特に下地の影響を受けやすいため、丁寧に掃除や不陸調整をしてから施工をする必要があります。最終的には見えなくなる場所なのですが、仕上がりの良し悪しは、この段階から決まってしまうのです。
今回は動物病院の院長先生より、
「患者さんのためにも温かみのある空間にしたい」
とのご希望もあり、床面はチーク材のヘリンボーン張りをイメージしたクッションフロアを選定しました。シンプルなプリントと比べ、汚れも気になりません。一見すると本当のフローリングのように見えます!(さすがサンゲツ!)
あさま動物病院さんのイメージカラーは「ブルー」と「白」。今までは床・壁面・だけでなく枠材も白でしたが、今回はあえて部屋の中心となる診療室へと続く青い扉の枠周りだけ床のイメージと合わせブラウンに塗装しなおしました。(全部の枠を茶色にすると古臭いイメージになってしまう)
ちょっとした面積なのですが、空間全体をとらえると、これだけで部屋のイメージが大きく変わるから不思議です。(笑)
空間に合わせ、明るめのパインカラーで仕上げたカウンターがとても引き立ちます。
白でまとめられていた既存のイメージから、ナチュラルな温かい空間へと生まれ変わり、患者さんからも、
「木のイメージがとても良いですね!」
と好評だそうです(笑)
この度はありがとうございました!
※カウンター製作についての詳細は軽井沢森の雫のサイトで記載しております。合わせてごらんくださいませ。
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