空家改修等補助金制度：御代田町

コロナウィルスの影響により、様々な業種の勤務形態が見直されてきております。

特にテレワークは注目をされるようになり、それに伴い今までは

住む場所＝できるだけ勤務しやすい場所（都心＞地方）

という選択から

住む場所＝自分や家族が伸び伸びと過ごせる、お気に入りの場所（都心 ≦ 地方）

へと、意識も変わってきているようです。

今回ご紹介する補助金は、弊社のある軽井沢町の隣町、御代田町の情報です。

御代田町は自然がとても豊富で、福祉事業へ力も入れておりますため小さなお子さんがいるご家庭や、高齢の方でも住みやすい町です。また、ショッピングセンターがあり新幹線を使えば都心まで1時間半で行ける佐久市へ気軽に行ける距離ですので、自然を楽しみつつも繁華街の賑やかさも容易に感じられるとても便利な場所といえるでしょう。

そんな御代田町では、使用されなくなった空き家の有効利用を目的とした補助金がございます。

軽井沢と同じように別荘物件の多い町ですので、使用頻度も傷みも少ない中古物件が多数ございます。こうした補助金を上手に活用し、移住をお考えになるのも良いのではないでしょうか。

空家改修等補助金制度

御代田町には空き家の有効利用、解消を目的とする「空家改修等補助金制度」がございます。（2020年4月1日現在）

空き家を利用し居住できるようにするための費用の、２分の１（最高限度額20万円）が補助されます。

対象となる内容は

改修工事
改修工事に伴う家財の処分移転費
申請年度の2月末までに工事が終わるもの

申請の対象となる方は

空家を所有する個人または空家を購入するか賃借しようとする個人で、御代田町に住民登録し、自らが５年以上居住しようとする方。
（現在、御代田町に住民登録がなく、移住希望者は、事前に相談が必要）
町税・使用料等の滞納がない方（同一世帯全員）
本補助金等の交付を始めて受ける方
申請者、申請者と現に同居している方または同居する方が暴力団でない方

対象となる空き家は

御代田町内に存在し、申請日時点で１年以上使用されておらず、今後常用する家屋
建築基準法に基づく耐震基準の他、法令の基準を満たしている家屋

その他、詳しい情報は下記御代田町のホームページをご覧いただくか、都市計画課へ直接お電話でお問い合わせください。

御代田町空き家改修補助金制度　https://www.town.miyota.nagano.jp/category/akiyabank/131762.html

御代田町役場建設水道課都市計画係　電話番号: 0267-32-3129　FAX番号: 0267-31-1711

空き家でのリフォームポイント

軽井沢町より少し暖かいものの、御代田町も標高は高く、都心に比べると冬の寒さは厳しい寒冷地です。

特に、築年数がたっている一般住宅や中古別荘をご購入になる場合、サッシが複層ガラスでない場合や、壁面に断熱材が入っていないこともあります。（特に築年数の経った別荘の場合、当時は避暑が目的であったため、冬への対策がなされていないものが多いです）

表面的な美しさは心地よく過ごすためには確かに必要なことですが、何よりも家族みんなが健やかに過ごせる空間であることが、一番大切な条件。その為には断熱工事は大切なポイントとなるでしょう。

窓に関しては、昨今メーカーより内部にさらにサッシをつける工事や、既存のサッシの枠を活用し、ガラスのみを複層の物へと交換する方式があります。（費用は施工法や、使用するサッシの種類によって異なります）

壁面や屋根の断熱工事は費用のかさむ工事となる為、不動産をお選びになる際に気を付けたほうがよろしいかと存じます。

水回りは長年居住された物件の場合、表面的な傷みだけでなく、壁面や床下などへ傷みが進行していることがございます。（特に昔ながらのタイル張りの浴室や、木のお風呂などはシロアリによる被害も出やすいです）躯体へと腐食が進行してる場合など、どうしても工事費用はかさむこととなります。こちらも不動産選定の際には気を付けたほうが良いでしょう。

また、築年数によっては和洋室や敷居などの段差があります。床材の傷み具合にもよりますが、床の張替えをお考えの際は先々のことも見据え、段差の解消も併せて行ったほうがよろしいでしょう。