リフォームを考える前にぜひ実践していただきたいこと①モノと収納

「寄り添う木」の初めての投稿となります。

改めて始めまして、サイトにお越しいただきありがとうございます。

こちらのブログでは、現行の施工状況や、補助金などのほか、寄り添う木のテーマである「50代からのリフォーム」「福祉住環境整備」についての思いを、テーマを決めてつづっていきたいと思います。

まずは「寄り添う木」が提案する、「リフォームを考える前にぜひ実践していただきたいこと」を数回にわたってお伝えしていきたいと思います。

初回は「モノと収納」についてです。

 

 *大切な動線が閉塞状態になっていませんか?*

 

私たちは多くのモノたちと共に人生を歩んでいます。

新しい趣味との出会い、ときめいて購入した洋服やファッション小物、そして子供のころからの思い出の品々など。そして、家族が多くなるとモノの増加は人数分、必然的に倍増していきます。

いつの間にか増えたモノを収納するために、モノの増加に合わせて収納用品や収納家具を購入してきた方も多いのではないでしょうか?

確かに収納家具は新たなスペースを生み出し、ごちゃごちゃと収拾のつかないモノたちをすっきりとまとめることが出来とても便利なアイテムです。そのため、気づくといつの間にか一つの部屋の中にいくつも収納家具が存在しているというお宅も多いのではないでしょうか。

そして、収納家具が増えたお部屋の中で、ちょっと掃除機をかけるとき、荷物を持って移動をするときに、

「狭くて動きにくい!」

と、イラっとされたり、モノをひっかけたり、うっかり脚をぶつけてしまったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

それは、設計当初確保されていた動線を、家具や床に置かれたモノが邪魔をしているためなのです。

動線とは家の中で自然と効率よく移動するために考えられた移動経路のことです。家の中で快適に、そして安全に生活するには、この動線の確保がとても重要になってきます。

特に自分ではまだまだ体力があって大丈夫と思っていても、50代以降は若いころに比べ確実に下半身の筋力の衰えは起っておりますので、動線が確保されていない空間では転倒などの室内事故の恐れも出てきます

では、どうすればいいのか考えてみましょう。

 

*疑似整理整頓をしてみましょう*

 

日々生活をしていると仕事のことや趣味、食べ物や、新しく購入したいモノ容易に意識が動くのに、すでに購入し、所有しているものにはなかなか意識が向かず、モノがそこにあることが自体が当たり前となってしまい、実はちゃんと認識できなくなっていることが多々ございます。

もちろん、ネットのやテレビの話題から、

「うちも整理整頓しないといけないよね…」

と思う機会があるものも、手間のかかる大仕事だと思うと、ついつい後回しになってしまいがちです。(ご安心ください!私もなかなかの面倒くさがりですから!笑)

ならば、まずは行動に移す前に、ペンと紙を使って疑似整理整頓をしてみませんか?

試しに「今」PCを見ていらっしゃるその状況でやってみましょう。

 

・飾り棚の上にあるのはお気に入りの小物ですか?埃をかぶったままの小物達や、なんとなくかわいいからと取っておいた雑貨類はありませんか?

・収納されている文房具たち、お気に入りのペンはどれですか?すべてのペンはちゃんと書けますか?

・領収書や、手紙の数々は、本当に今でも必要なものですか?

・本棚の中にあるのは愛読書や今でも必要な実用書ですか?すっかり埃だらけとなってしまい、読むことがなくなった本はありませんか?

 

などなど、「好きなもの」と「不要なもの」をちょっと書き出して意識をしてみることで、

「あれ、そういえば…」

と、ご自身がいらっしゃる一つの空間だけでも、「今」の自分の生活に不必要なモノが見えてきませんか。

整理収納をしなくてはと思いつつ、なかなか手を付けられない方は、まずはちょっと余った時間に、ノートの上で疑似整理収納をしてみると、

「やらないといけないな…」

という気づきとなって、次の行動へと背中を押してくれるきっかけとなります。なかなか行動へ移せなかった方は、運動と同じようにまずは「意識の準備運動」だと思ってやってみると良いですよ。

 

*リフォームへの一歩は整理収納から*

「寄り添う木」は整理収納アドバイスを生業としておりません。

が、まずは、ここから始めないとリフォームは成功しないだけでなく、余計な費用が掛かってしまうことになりかねません。

「とにかくモノが多いから、収納を増やしてほしい!」

と、おしゃる方は特に考えていただきたいのです。

「寄り添う木」は家具製作を行っているため、収納家具をたくさん作れば収益も上がりますが(笑)、お客様にとって不利益につながる要因ではいけません。

また、間取りの変更等大きな工事を行うにしても本当にご自身にとって必要な収納スペースを算出することはとても大切なポイントになります。

「モノが主役のリフォーム」でなく、「ご自身やご家族が主役のリフォーム」を行うためにも、是非一度モノと向き合ってみてください。

 

次回は「整理収納の考え方」をお伝えいたします。

今回の記事を、ご覧いただいていて、

「ノートに書くなんて面倒だから、さっさとやってしまおう!!!」

と行動に移そうとした方!ちょっと待っていただいて、是非ご覧くださいませ。

 

 

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