へバーデン結節になって気づいたこと
昨年、指に違和感を覚えるようになり、主治医の先生からの勧めもあったためリウマチの検査を行いました。結果は異状なしということで、年齢的なものだろうと結論付けられました。
小さなころ、祖母が裁縫をする手を止め、
「痛いなぁ…。」
と、関節のごつごつとした指をさすっていたるのを見ていたため、
「まあ、そういう年齢になってきたか(汗)」
と、あまり気にしないことにしました。
が、先月になり右手の親指の第一関節がピンポイントでズキズキと夜中に目が覚める程痛むようになりました。
特に親指を酷使した記憶も、打撲や突き指をした記憶もないため、シップをして、関節を曲げないようにぐるぐるっとテーピングで固定しているとだいぶ楽になる為、そのまま1ヶ月ほど過ごし、主治医に相談したところ、
「へバーデン結節ですね。」
と、診断されました。
病名が付くと、一瞬ドキリとしましたが、お話を伺うと、変形性関節症の一種で更年期の女性に特に多く発症し、はっきりとした原因はわからないが女性ホルモンが影響しているといわれていること、手指のをよく使う人がなりやすいとのこと。要約すると前回の時同様「年齢的なもの」というわけです(苦笑)
根治療法がないため※、痛みが強い時(変形が落ち着くと痛みも落ち着き、また変形を始めると痛み始めるを繰り返すそうです)にはテーピングでの固定による保存療法がやはり有効で、女性ホルモンに似た働きをするサプリが効く人も中にはいらっしゃるとのお話でしたので、大豆製品が毎食のように食卓に上るようになりました(笑)
※手術で直すと書かれている病院のサイトもありました
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たかが一本の親指の関節痛…ではありますが、ドアノブのハンドルレバーを押す、蛇口をひねる、瓶のふたを開ける、文字を書く、キーボードを打つ、調理をするなどなど、ちょっとした日常の動作の際に、
「うぎゃッ!!」
と、強い痛みが走ることの多いこと多いこと…。
「気づかなかったとはいえ、長い年月、毎日毎日ご苦労さまでしたねぇ…。」
と、グルグル巻きになている親指に労いの言葉をかけてやらずにはいられません。
そして、たったこれだけでも生活の中で不便を感じるようになることを経験したことで、一々口にはしないけれど生活の中で「困ったな…」と感じている方は多いのではないかと考えるようになりました。
それぞれの方に合った「普通の生活」が出来るようになるにはどうしたら良いのか。改めて自分の中で視点が変わったような気がし、自分自身に問い直しています。
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