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出来る限り自宅で生活がしたい
歳を取ることで体の自由が利きにくくなることは誰もが避けられないことです。
また予期せぬ事故や、疾患により今まで通りに生活が出来なくなることも、だれでも起こる可能性のある事です。
徐々に介護の割合が高くなり家族の負担が重くなるようであれば、専門の施設での生活を選ぶ必要性に迫られる日が来るかもしれませんが、介護を受ける方も、介護をなさる方も、
「出来る限り住み慣れた我が家で、ともに生活を送りたい」
と願うことはとても自然な欲求であり、家族ならではの愛情だと言えましょう。
その際、出来るだけ「今の自分」にあった住空間を整えることで、自宅で自立した生活が出来るようになり、また介護の負担を軽減させられる生活を送ることが可能となります。
高齢者及び障害者向け住宅整備事業補助金の対象となる住宅改修工事の場合、ご提案~補助金申請の際に必要な理由書の作成、そして施工まで一環で行います
住宅改修はお体の状況に応じて行う
老齢期に転び骨折などの怪我が原因となり寝込んでしまった場合、通常の生活に戻るまでの時間は怪我が完治するまでの時間のおよそ3倍といわれています。
そのためまだまだ体調の不具合が軽微な時に転ばないための改修を行うことで、骨折等の怪我を予防し寝たきりになることを予防することが出来ます。
また、進行性の疾患を患っていらっしゃる場合、現状とこれから先のこととの兼ね合いを見ながら慎重に進めていく必要があります。状況を把握し、当事者様のお気持ちを聞きながら、必要以上の工事を繰り返す必要が無いようにご提案いたします。
介護認定・障害者認定を受けていらっしゃる方は住宅改修費対象での施工が出来ます。規定額の範囲であれば段階を追って住宅改修費を活用することも可能です。
介護をなさる方と受ける方では気持ちの歯車が噛み合い難いことがある
介護をされるのは家族の方となることが多くなり、そのため家族だからこその気持ちのすれ違いが生じやすくなります。
それは、介護をしている方の「心配する気持ち」と、介護を受ける方の「迷惑をかけたくない気持ち」。
それぞれお互いを思ってのことなのですが、住宅改修のように費用が発生する場合は、なかなか先に進まないことがあります。
また、住宅改修に伴い行うご自宅の整理収納、不用品の処理を行う際も、家族だからこそ言葉のやり取りがうまくいかずトラブルになってしまうこともあります。
コーディネーターは施行についての問題だけでなく、ご家族の気持ちに寄り添い、円満解決となるよう客観的なアドバイスをすることも大切な仕事です。
家族だからこそ話せない本音を真摯に拝聴し、親身に考え、最適な対応を心がけます。
お気軽にご相談できる存在として活動いたします。
手すりの取り付けや段差解消の効果は疑問視されやすい
「住宅改修費の範囲だと、手すりの取り付けなど大したことが出来ないのでは?」
との声を介護をされる方からお聞きするすることがあります。
体の不調が無く生活をしていると、確かに軽微なことと思われることでしょうが、
「自分の体を支えるものが必要なところにある」
「すり足で歩いていても、うっかりつまずいて転ぶ心配がなくなる」
ことでQOL(生活の質・人生の質)を上げることが出来、当事者様の暮らしと気持ちはぐんと楽になります。
住宅改修はいわゆるリフォームのように、劇的で華やかな変化を与えることはできませんが、そっと寄り添い日々の何気ない生活を支援することが出来るのです。
手すりや段差解消法はお体の具合や、疾患内容によって取り付け方や、寸法が異なってまいります。
ネットでの情報をもとに取り付けを行うことはかえって危険を伴ったり、不便を生じることがありますので、ご自分で取り付けを行いたい場合も、まずはご相談くださいませ
工事をしない住宅改修の方法もある
住宅改修と聞くと、通常のリフォームのように工務店が工事を行うことのみと誤解されることがあります。
住宅改修は大掛かりな工事を行わなくとも、当事者様のお体の状況に応じた部屋の中のレイアウトチェンジ、いわゆる模様替えをすることで、今までよりずっと住みやすくなる空間づくりが出来るのです。
空間づくりのプロがお客様の所有されている家具を把握、活用し、新たな家具類の購入を出来るだけ抑え、暮らしやすい生活空間づくりをご提案いたします。
施工工事を伴わないインテリアのレイアウトチェンジ(模様替え)は介護保険の住宅改修費の対象とはなりません(※福祉用具のご利用については貸与対象となります)
また、ご提案にはコーディネート費用が生じます